2026/06/07
相続した山林に、勝手に不法投棄されていた。所有者の責任と対処法

「山を見に行ったら、見知らぬゴミが山積みになっていた」
相続した山林を久しぶりに訪れた方から、こうした報告を受けることがあります。
冷蔵庫、タイヤ、家電製品、建築廃材——。誰が捨てたのか、いつ捨てられたのかも分からない。しかも、自分の土地に。
怒りと困惑が入り混じる状況ですが、まず押さえておくべき重要なことがあります。
不法投棄されたゴミの撤去責任は、原則として「捨てた本人」にあります。しかし、周囲に迷惑をかけないよう現地を管理する「管理責任」は、土地の所有者にあります。
つまり、捨てたのは他人であっても、放置し続けることの責任は所有者が負う構造になっています。
不法投棄を発見したら、まず何をすべきか
発見した直後にやるべきことを整理します。
① 警察への相談・通報
不法投棄は廃棄物処理法違反です。まず最寄りの警察署または交番に相談してください。証拠として、現場の写真を複数枚撮影しておくことが重要です。投棄されたゴミの種類・量・状況を記録しておくと、その後の対応がスムーズになります。
② 市町村への相談
茅野市・原村・富士見町の場合、環境担当窓口または廃棄物担当部署に相談することができます。行政が不法投棄の状況を把握することで、パトロール強化や注意看板の設置などの対応をとってもらえる場合があります。
ただし、現実的な問題として、行政がすぐにゴミを撤去してくれるわけではありません。投棄した本人が特定できない場合、撤去の主体が曖昧になりがちです。
③ 投棄者の特定が難しい場合
防犯カメラの映像や近隣住民の証言がない限り、投棄者を特定するのは困難です。長期にわたって放置されていた山林ほど、いつ誰が捨てたかの特定が難しくなります。
所有者が負う「管理責任」とは
不法投棄の撤去義務が投棄者にあるとしても、それで所有者の責任が完全に消えるわけではありません。
廃棄物処理法では、土地の所有者・管理者が適切な管理を怠り、不法投棄を招きやすい状態を放置していた場合、行政から改善指導を受けることがあります。特に、柵や看板がなく誰でも入れる状態の山林は、不法投棄の温床とみなされやすい環境です。
さらに、放置された山林には不法投棄以外のリスクも重なります。
間伐されないまま密集した樹木は、台風や大雪で倒木しやすくなります。
倒木が隣地や道路に被害を与えた場合、その責任は山林の所有者に及ぶことがあります。斜面の管理が不十分な場合、土砂崩れのリスクも生じます。
「誰かが勝手に捨てた」という被害者の立場であっても、管理不全の状態が続けば、所有者としての責任を問われるリスクが積み重なっていきます。
根本的な解決策は2つ
対症療法ではなく、リスクを根本から解消するための選択肢は大きく2つです。
① しっかりと管理する
定期的な現地確認、草刈り・間伐の実施、フェンスや看板の設置——これらを継続することで、不法投棄の抑止と倒木リスクの軽減ができます。ただし、遠方在住の方にとって、この継続的な管理は相当な負担です。管理費用も毎年発生します。
② 山林を売却・買取に出す
所有を続けることのリスクと負担を根本から解消するのが、売却という選択です。売却が完了すれば、不法投棄の管理責任も倒木リスクも、次の所有者または当社が引き受けることになります。
「こんな状態の山林が売れるのか」と思われる方も多いですが、不法投棄のゴミがある状態、倒木リスクがある状態でも、買取の相談に応じることができます。ゴミの撤去や整備は、当社で対応を検討できる場合があります。まずは現状をお知らせください。
茅野市・原村の山林で、実際にあったケース
原村で相続した山林を10年以上放置していたAさん(東京在住)は、久しぶりに現地を訪れた際、大量の粗大ゴミが捨てられているのを発見しました。
警察と市に相談したものの、投棄者は特定できず。撤去費用の見積もりを取ると、数十万円かかることが分かりました。
「これ以上持ち続けるのは限界」と感じたAさんから八ヶ岳ライフに相談をいただき、現状のまま買取の手続きを進めました。撤去費用を自己負担することなく、所有リスクを解消することができました。
ご自身の代でリスクを解消するために
山林の所有には、管理責任・倒木リスク・不法投棄のリスクが常につきまといます。これらは、放置するほど積み重なっていきます。
「自分の代で片付けておきたい」とお考えの方は、まず査定・相談からお気軽にどうぞ。
地番または住所をお知らせいただければ、現地の状況を当社で把握し、選択肢をお伝えします。遠方にお住まいの方も、電話・LINE・メールで対応できます。
査定・ご相談は完全無料です。
八ヶ岳ライフ株式会社 TEL:0266-72-5880(営業時間 9:00〜17:00 / 水・土・祝休み) LINEでのご相談も受付中


